元従業員が患者情報885件などをUSBメモリに不正コピー、アークレイ株式会社

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画像:当社元従業員の不正行為について(お詫びとご説明)/アークレイ株式会社より

医療機器メーカーのアークレイ株式会社は2019年3月8日、医療機関から提供を受けた患者情報885件やアンケート調査2,603件などを不正に持ち出した疑いで、元従業員が書類送検されたと明らかにされました。

同社は元従業員を懲戒解雇したと明らかにし、情報を提供した医療機関や影響を受けた患者らに向けて謝罪を表明しています。

USBメモリに不正転送

アークレイによると、問題となった元従業員は機密情報に関わる業務に従事。2018年7月に退職の意思表示をしたため使用端末を調査したところ、機密情報を外部端末に転送していたことが明らかになったとのことです。

また同社がその後、元従業員に事実確認を実施したところ、USBメモリを使って情報をコピーしたと供述。これにより2018年11月、不正競争防止法違反容疑で元従業員を京都府警に刑事告訴したと説明しています。

なおアークレイによると、元従業員は私物のPC端末にて情報を管理。調査を進めたところ、PC端末から外部に書き出されたログは確認されなかったとしています。

参照当社元従業員の不正行為について(お詫びとご説明)/アークレイ株式会社