ニュージーランド財務省に約2000回の不正アクセス、未公開の予算案など流出か

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画像:ニュージーランド財務省より

ニュージーランド政府は2019年5月28日、財務省のシステムに対して外部からの不正アクセスが確認されたと明らかにしました。

これに合わせ財務省所属のマクルーフ財務次官も、「2019年5月26日頃より、財務省への不正アクセスが2000回確認された」と声明を発表。極めて深刻なインシデントとの認識を示しています。

極秘文章入手が目的か

野党側の議員は、財務省が保有していたと思われる未公開の予算案を公表し、「ハッキングによるものではないか」との立場を示しています。これに対して政府は、流出した予算案が不正アクセスの影響によるものと断定はしていません。

しかし野党議員が公表した未公開の予算案の流出や、ハッキングが明らかになった時期などから、ニュージーランド国内では極秘文章の流出がハッキングによるものとの見方が強まっています。

参照New Zealand Budget in Disarray as Treasury Systems Hacked/bloomberg