画像:個人情報が含まれた microSD カードの紛失について/神戸大学医学部附属病院より
神戸大学医学部附属病院は2020年1月28日、同院の歯科口腔外科にて患者の個人情報46件が記録されたマイクロSDカードを紛失したと明らかにしました。
同院によると、SDカード内には患者の氏名やIDのほか、口腔内・周辺写真なども含まれていたとのこと。SDカードは記事発表時点で発見に至っておらず、影響を受けた患者らに謝罪を表明しています。
原因は変換アダプターからの脱落か
神戸大学医学部附属病院によると紛失したマイクロSDカードは、外来診療室で口腔内の撮影に使用されていたものです。
同院研修医が2019年12月5日、バックアップなど業務上の理由からデジタルカメラからSDカードを取り出しパソコンに挿入しましたが、データが読み込めなかったため、故障を疑い医局員に相談。ところが同研修医が持ち出したSDカードは、マイクロ規格からの変換アダプターに過ぎず、実際にデータを記録していたマイクロSDカードが抜け落ちている事象が確認されたとしています。
同院は事案発覚後、周囲を捜索したもののSDカードは発見されず。今後は再発防止策として、個人情報を扱う媒体にセキュリティロックをかけるなどの対策を示しています。
参照個人情報が含まれた microSD カードの紛失について/神戸大学医学部附属病院