個人情報を不適切利用し勧誘メール、豊田信用金庫が謝罪

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画像:個人情報の不適切な利用に関するお詫び/豊田信用金庫より

愛知県に拠点を置く豊田信用金庫は2020年2月4日、政府が提供するプレミアム付き商品券を店頭で引き換えた利用者32名について、収集した個人情報の目的外利用が確認されたと明らかにしました。

豊田信用金庫は、市が商品券事業のために設立したプレミアム付商品券実行委員会より、商品券の販売・換金業務を受託しています。市と信金の間では業務で収集した個人情報を目的外利用しない(商品券の換金に関するもの)との取り決めがありましたが、信金側はこれに違反し、金融商品の勧誘メールに利用したと説明しています。

受信者「取引ないのに届いた」

豊田市によると2020年1月31日、窓口を通じてプレミアム付商品券を購入した利用者から「信金と取引がないのにダイレクトメールが届いた」という問い合わせが市に入り、インシデントが発覚しました。

豊田市が信金に事実関係を確認したところ、信金が運営する店舗のうち1店舗において、職員が関連業務で得た個人情報を目的外利用していた事実が判明。市と信金はこれを受け2020年2月3日より、被害者らに謝罪対応を決定しました。

なお、信金の説明によると原因は「職員の認識不足」とのこと。今後は再発防止策として、個人情報の取扱いに関する勉強会を実施するとしています。

参照個人情報の不適切な利用に関するお詫び/豊田信用金庫