画像:個人情報を含むノートパソコンの紛失について/埼玉県より
埼玉県は2020年4月8日、同県に位置する県立大宮光陵高等学校にて、在学生の写真や卒業生の映像を含む合計30件のデータを記録した業務用ノートパソコンを紛失したと明らかにしました。
県によると、端末は長期間使用されておらず、2020年3月31日に実施した年度末の物品調査により紛失が発覚しました。事案発覚後に同校関係者が進めた調査によると、2019年8月上旬~2020年3月31日の期間中になくなった可能性があるとのこと。
学校側は関係者らに聞き取り調査などを進めましたが、記事発表時点で発見に至っていません。県及び学校側は紛失か盗難のどちらかによるものと見ており、警察当局に届け出対応を進めています。
鍵付き保管庫用意するも使用されず
今回被害に遭った業務用ノートパソコンは普段、鍵つきのキャビネットにて保管・管理されていました。
ところが、同校の関係者は使用の利便性を優先していたため、保管庫の施錠せずに使用していたケースも多々あるとのこと。紛失当時の施錠状態は確認が取れていませんが、発見時に鍵を破壊した様子などは確認されていないとしています。
なお、同県は今後の再発防止策として、同校を含め管轄内の全学校に、施錠による管理を徹底すると発表しています。