愛媛新聞は2020年5月13日、同社の公式サイトで提供する「愛媛新聞ONLINE」の偽サイトが確認されたと明らかにしました。
同社によれば、問題のサイトは愛媛新聞の記事や写真を転載するなどして、公式サイトを偽装。会員登録など個人情報入力フォームも設置されているため、情報を入力したユーザーについては、個人情報が流出する可能性もあるとしています。
なお、問題のサイトは愛媛県のサイバー犯罪対策課が発見し、愛媛新聞に通知したことにより発覚したもの。県警によれば、サイトは精巧そのもので、アドレス以外はほとんど見分けがつかないとしています。
新型コロナに伴い偽サイトが急増する
現在、世界的な潮流として、政府や大企業などを模した偽サイトが続出しています。
参照公的機関や企業の偽サイト多数確認、JC3が注意喚起/サイバーセキュリティ.com
国内においても既に複数の政府機関や大企業を装った偽サイトが多数確認されており、例えば「特別定額給付金の申請」を装ったフィッシングメールや「マスクや消毒ジェルの販売サイト」を装う詐欺サイトなどの事例について、複数のセキュリティ機関から報告を寄せています。
愛媛新聞はこうした事情も踏まえて、「当社ホームページにアクセスする際は、アドレスを必ず確認してほしい」と、読者らに呼び掛けを発しました。
参照愛媛新聞の偽サイトを確認 不正アクセスに注意を/Yahoo!ニュース