画像:新型コロナ・コールセンターでのメール誤送信について/愛媛県より
愛媛県は2020年5月26日、県が新型コロナウイルスに関係するコールセンター業務を委託する「株式会社 エヌ・ティ・ティ マーケティング アクト(以下:NTTアクト)」によるメール誤送信が発生し、相談内容などを記録した情報188件を無関係の業者に送信したと明らかにしました。
愛媛県によれば、誤送信を起こしたNTTアクトの職員は2020年5月11日に県から寄せられた問い合わせに対応するため相談データをまとめていました。ところが2020年5月12日に、別の業者に対する日報メールを発信する際、誤って相談データを添付し送信2020年5月13日に入り、送信先の業者が誤りに気付いたため通知を行ったところ、流出が判明したとしています。
個人情報の流出はなし
県やNTTアクトは今回の流出データについて、データの流出事態は認めていますが、「相談者個人が特定される情報はないことを確認済み」との立場を示しています。
両者によれば、誤送信を起こしたファイルには、相談者の住む自治体名や日時、相談内容の記載にとどまるとのこと。こうした経緯から、個人を特定できる内容ではないとの判断を下しています。
なお、両者は今後、再発防止策として外部メール発信時のダブルチェックの導入や、送信ファイルへのパスワード設定などを検討していると発表しています。
参照コールセンターがコロナ相談データを誤送信/愛媛朝日テレビ