茨城県は2020年7月4日、県の生活文化課が配信するメールマガジンの購読者に宛てた電子メールについて、職員のミスによる誤送信が発生し、購読者らのアドレス64件が外部流出したと明らかにしました。
同県によると誤送信の原因は宛先設定の入力ミスです。2020年7月3日、担当職員がメールマガジンを配信する際、本来県で「BCC」による送信を求められているにもかかわらず、操作を誤り「TO」で送信したことにより、送信先ですべてのアドレスが表示される事象が発生したと説明しています。
外部から指摘を受け発覚
茨城県は事案発生時、メールの誤送信に気づいていませんでした。生活文化課によると、同課ではダブルチェックによる誤送信の防止施策が取り入れられておらず、担当者の誤りを調査する体制ができていなかったと分析しています。
その後、メールを受信した一部購読者から茨城県に向けて誤送信に関する指摘が入り、事案が発覚。このため、茨城県では今後、ダブルチェックによる防止体制などを構築し、再発防止につなげる考えを明らかにしました。
参照茨城県 メール誤送信、64人分アドレス流出/茨城新聞クロスアイ