画像:三井ダイレクト損保より
三井ダイレクト損害保険は2018年4月23日、総合自動車保険に「ASV割引」と「不正アクセス・車両の欠陥等による事故の被害者救済費用特約」を付与することを発表しました。
同社は「事故のない快適なモビリティ社会の実現」など、社会的課題の解決に向けた保険商品を展開する考え。今回のASV割引などもその一環として行われ、2018年7月1日始期契約のものから付与されるとのことです。
ASV割引とは?
今回発表された「ASV割引」は、ASV技術のうちAEB(衝撃被害軽減ブレーキ)の普及を踏まえて、一定の条件を満たすAEB搭載車両(ASV)の保険料を9%ほど割り引くというものです。
AEBは交通事故軽減の効果が大きいものと期待されており、同社はこのAEB機能の効果を評価した形と言えるでしょう。
不正アクセス・車両の欠陥等による事故の被害者救済費用特約とは?
「不正アクセス・車両の欠陥等による事故の被害者救済費用特約」は、自動運転技術の導入が進むにつれ懸念される「車への不正アクセス」をカバーする特約です。
対象車両の欠陥や不正アクセスを受けた事により発生した人身事故及び物損事故について、被保険者が負担すべき損害に対して保険金を支払うというもの。正に自動運転、IoT社会のサイバーリスクに対応した、未来型保険の1種と言えそうです。
参照~「ASV割引」と「不正アクセス・車両の欠陥等による事故の被害者救済費用特約」の新設~自動車保険の商品改定等に関するお知らせ/三井ダイレクト損保