画像:生駒市より引用
奈良県生駒市は2020年10月6日、市内周遊消費喚起促進業務の委託先事業者が電子メールを誤送信し、市が発行する消費者向けプレミアムチケット「いこまめぐり券」の取り扱い事業者のメールアドレス192件が流出したと明らかにしました。
生駒市によると、同市では新型コロナウイルスからの経済的回復策を目指した市内周遊消費喚起促進業務を日本旅行ビジネスソリューション株式会社に委託していたとのこと。
ところが2020年10月5日、同社が業務の必要から複数の「いこまめぐり券」取り扱い事業者に向けて電子メールを送信する際、担当者が送信先のメールアドレスを非表示にする「BCC」ではなく「TO」に入力し送信したことにより、アドレスが流出したとしています。
事業者が指摘したことにより発覚
生駒市によると、委託先事業者は当初、誤送信による情報流出に気づいていませんでした。
ところがメール送信から1時間後、メールを受信した事業者から指摘を受けたことにより流出が発覚。このため、委託先事業者は被害者らに謝罪をするとともに電子メールの破棄を要請。その後、生駒市に流出の事実を報告したとしています。
なお、連絡を受けた生駒市は再発防止策として、ダブルチェックの実施などを決定。委託先事業者に指示を行い、再発防止につなげる方針を示しています。