
2018年に入り、サイバーリスクに対応する保険商品は増加の一途を辿っています。
各種サイバー保険の多くは、情報漏洩に加えて不正アクセスなどのサイバーリスクをカバーしているものの、実際には各社ごとに商品内容に多少の差が認められます。
そこで今回は、2018年に中小企業が選ぶべき「サイバー保険」の選択方法を改めて解説。整理しようと思います。
頼りになるサイバー保険とは?
サイバー保険に限らずあらゆる保険商品は、期待した状況で期待したカバーを行ってくれなければ意味がありません。
特にサイバー攻撃は様々な手口が考えられるため、「どのような被害をカバーするのか?」は最重要。自社の利益的損害や営業停止による損失の他に、第三者への損害賠償などもチェックしたいところです。
2017年~2018年にかけて、IoT機器による不正アクセスも増加している背景を考慮すると、IoT機器による不正アクセスによる損失も重視すべきポイントと言えるでしょう。
「おそれ」をカバーしてくれる保険を選ぶ
また、サイバー保険では保険金の支払いトリガーも重要です。
例えばサイバー攻撃を受けて情報漏洩が懸念される際に、保険商品によっては事実確定前の「おそれ」がある段階で支払いを行うものもの存在します。
こうした保険商品は事案に対する早期調査・対応費用の調達を可能にするため、中小企業にとってとても心強い存在です。
多様化するサイバー攻撃に対応するためには、こうした「サイバー保険の選択」も重要な意味を持っています。
参照「サイバーセキュリティ保険」選びで失敗しない“3つのポイント”とは? /TechTarget
