
画像:WellBe Holdings Limitedより引用
WellBe Holdings Limitedは2020年12月16日、同社の業務委託先でグループ会社の中国法人である上海鼎安保険公估有限公司の従業員が使用する端末がマルウェア「Emotet(エモテット)」に感染した影響で、同社グループの取引関係者1,345件のメールアドレスおよび6,906件の本文メールが外部に流出した可能性があると明らかにしました。
同社によると記事発表時点までに、同社グループ会社であるWellBe (Hong Kong) LimitedおよびWellBe International Loss Adjusters Limitedの取引会社より、「同社グループ社員を名乗るなりすましメールが届いている」と通知を受けたことにより事象が発覚。
これを受けた同社が調査を進めたところ、上海鼎安保険公估有限公司の従業員の使用する端末がエモテットに感染していた事実が判明。このため、同社は関係先に向けホームページで注意を発したほか、謝罪しています。
全従業員にマルウェア対策の実施を徹底
WellBe Holdings Limitedは今回のマルウェア感染を受け、同社グループの全従業員に「コンピュータウイルス等のマルウェア対策」の実施を徹底するとしています。
また、情報セキュリティ教育を強化および改善し、再発防止につなげるとのことです。
