福知山市の福知山消防本部は2021年1月15日、消防が使用する電子メールアカウントのうち1件が外部からの不正アクセスを受けたことにより、本来発信すべき電子メールについて、約1時間半の遅延現象が生じたと明らかにしました。
情報によると、消防本部は2021年1月14日、新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言に関する電子メールを、団員や自治会長ら1,700名に発信しました。ところが、送信後に職員の1人が電子メールが正常に発信されていない事実に気付いたため、調査を開始。
その結果、メールを発信したアカウントとは別のメールアカウントが不正なアクセスを受けており、攻撃者が発信したと見られる大量のメールが送信待ちの状態になっていた事実が確認されたとしています。
スパムメールを削除し対応
福知山消防本部は問題に対処するため、攻撃者が発信したと見られるメールを削除することで、送信遅延を解消しています。
消防によると、アカウントを奪った攻撃者は海外からの接続元で、被害を受けたメールアカウントにパスワードを入力していたとのこと。消防本部のパスワードが何らかの要因で外部に流出した可能性もあると見られるため、被害メールアカウントを停止したとしています。
参照不正アクセスにより消防本部が管理するメール配信に遅延が生じた事象について/福知山市