画像:狛江市立狛江第一小学校より引用
東京都・狛江市立狛江第一小学校は2021年3月25日、同校に所属する教職員が保護者向けに配信したメールについて誤送信が発生し、本来特定の個人に伝えるべき内容が、外部流出したと明らかにしました。
発表によると、同校ではメールアプリ機能を搭載した教育機関向けのサービスを利用しており、保護者らへの電子メールによる連絡は、このアプリを利用して行っていました。
ところが、教職員が特定の保護者に向けて連絡網を発信する際、誤って保護者ら全員に配信するよう設定したまま発信したことにより、本来特定個人に伝えるべき内容が他の保護者らにも配信する事象が発生したとしています。
ダブルチェック体制を構築し再発防止へ
狛江市立狛江第一小学校は、今回の誤送信の原因について、教職員による確認不足とアプリ運用体制の不備の2点を指摘しています。
同校によると、担当者の教職員はアプリによるメールの作成時、宛先の設定ミスをよく確認しないまま本文内容の記入画面に移行しており、誤送信の一因になったと見ています。また、同校では外部メールを作成時、複数名による内容確認の体制が整っておらず、これも流出の原因になったとしています。
このため、同校は再発防止策として、アプリを利用しての個人宛メールの発信を禁じるほか、外部メールの発信時は管理職による送信前チェック体制を構築するとしています。