画像:長野県より引用
長野県は2021年4月20日、県が市町村などに向けて発信したメールについて誤送信が発生し、新型コロナウイルス変異種感染者の個人情報が流出したと明らかにしました。
発表によると長野県は2021年4月17日、県内の新型コロナウイルス変異種の感染状況を周知するため、市町村および地域振興局に向けて感染者発生を通知するメールを送信しました。ところが、メールを送信した担当者は通知メールを発信する際、感染者数などを記した発表用データのみでなく、データをまとめるために作成した感染者の個人情報リストを添付して送信したとのこと。
これにより、送信先となった市町村および地域振興局に、変異種感染者の情報が流出する事象が発生。メールを受信した地域振興局から長野県に指摘が入り、明らかになったとしています。
チェックリスト作成し複数名で確認
長野県は誤送信の発生を受け、送信先となった市町村および地域振興局に向けて、誤送信メールの削除を依頼しました。また、県が運用するメールサーバーから、誤送信メールを削除しています。
なお、長野県は再発防止策として、情報流出を防ぐためのチェックリストを作成し、外部メール発信時は複数名でこれを確認する対応を取ると発表。情報流出を抑止する考えを明らかにしました。
参照新型コロナウイルス感染症(変異株)に関する個人情報を含むメールの誤送信について