画像:東芝テック株式会社より引用
東芝グループの東芝テック株式会社は2021年6月10日、同社の欧州子会社がランサムウェアによる不正アクセスを受けていた問題について続報を発表し、海外子会社のうち2カ国3現地法人から情報流出の事実が判明したと明らかにしました。
同社を取り巻く問題は2021年5月、同社が不正アクセスの事実を公表したことによりはじまります。同社は発表当時から不正アクセスを認め、情報流出の可能性が高いと説明していましたが、具体的な被害企業は調査中としていました。
東芝テックが今回の続報で明らかにしたところによると、流出が判明したのはフランス・ベルギーにおける海外法人3社のサーバーです。
ベルギー1社は顧客情報の流出なし
東芝テックによると、情報流出が判明したのは東芝テックフランス画像情報システム、東芝テックヨーロッパ画像情報システム、東芝グローバルコマースソリューション・ベネルクスの3社です。
同社によると、このうち東芝グローバルコマースソリューション・ベネルクスの1社については顧客情報流出は認められなかったとのこと。残りの2社についても外部調査機関を通じた調査を進めている状況で、判明次第関係先に報告するとしています。
参照当社グループの欧州子会社に対するサイバー攻撃について(第2報)