画像:徳島市民病院より引用
徳島市民病院は2021年8月20日、同院に所属する職員が患者1,114名分の個人情報が記録されたUSBメモリを一時紛失したと明らかにしました。
発表によると、紛失に関わった職員は研究上の目的から、病院が保有する患者情報を私用のUSBメモリに記録し、自宅に持ち帰っていました。ところが2021年7月7日、USBメモリを紛失していることに気付いたとのこと。
USBメモリは職員の自宅周辺近くに落ちており、第三者Aがこれを取得。Aが内部を確認したところ個人の氏名情報などが記載されていたため、警察に届け出たことにより判明しました。
紛失職員は個人情報記録の認識なしか
徳島市民病院によると、同院が紛失に関わった職員に聞き取り調査をしたところ、職員は個人が特定される情報は記録されていないとの回答をしています。
ところが、届けられたUSBメモリには患者の氏名や生年月日のほか病名も記録されていたとのこと。病院側は情報流出と判断し、事実の公表に踏み切りました。
なお、徳島市民病院は紛失に関わった職員の処分を検討しているとのことです。
(虚偽報告についての記載)患者情報の入ったUSB一時紛失 徳島市民病院職員