画像:大阪府より引用
大阪府は2021年8月24日、府の精神保健福祉センタ-である「こころの健康相談センター」の職員が業務上の理由から大阪府精神医療審査委員に対して電子メールを送信した際、委員2名(庁外)のアドレスを表示した状態で送信したと明らかにしました。
発表によると、誤送信の原因は担当職員による送信形式の指定ミスによるもので、2021年8月13日に委員らに一斉形式で電子メールを送信する際、お互いのアドレスを非表示にする「Bcc」ではなく「宛先」で送信したことにより、流出が発生したとのこと。
担当者が送信後ミスに気づき報告したことにより発覚し、府は被害を受けた委員2名に電子メールで謝罪しました。
ダブルチェック徹底されず
大阪府は誤送信の発生原因として、複数名での確認行為を怠ったことを指摘しています。
大阪府では誤送信による情報流出を防ぐ目的から外部メールを送信する際は、不要な個人情報が含まれていないか等を複数名でチェックするよう定めていましたが、今回の流出では守られていなかったとのこと。
このため、大阪府は各職員らに複数名でのチェック体制を徹底するように注意喚起するとともに、誤送信を防ぐために府が導入している「安心一斉送信システム」を活用するよう呼び掛ける方針です。