画像:株式会社セールスパートナーより
株式会社セールスパートナーは2018年5月29日、同社が提供するデータ復旧サービス「あんしんリカバリー」に、「マルウェア感染起因による個人情報漏洩(電子情報に限る)」に対応する保険を自動付帯することを発表しました。
同社の発表によると、付帯する保険はあいおいニッセイ同和損害保険株式会社が提供する「サイバーセキュリティ保険」とのこと。価格は月額制で、5,000円です。
「リカバリー+保険」で安心
今回の自動付帯に伴い、同社サービスの「あんしんリカバリー」は、データ復旧サービスに加えて、リスクに対する金銭的カバー範囲も備えたソリューションとなりました。
マルウェアはただ情報漏洩を引き起こすだけでなく、時としてサーバーやシステムに深刻なダメージを与え、データそのものを破壊してしまうケースが少なくありません。こうした点を考慮すると両サービスの親和性は高く、ユーザーにとって有益なサービスとなりそうです。
サイバー攻撃による被害が相次ぐ
サイバー攻撃による被害は、年々増加傾向にあります。全体として見ると米国が圧倒的なリスクを抱えているものの、日本国内においても不正アクセスによるインシデントが続々発生。
2018年に入るなり、コインチェック、森永乳業、MS&Consultingなどがインシデントを発表しています。(発生時点が2017年のものを含む)
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特にコインチェックのインシデントは莫大な被害を及ぼし、同社は実質的に壊滅状態。マネックスに買収されるという結末を辿りました。企業にとって不正アクセスは、多大な金銭的被害を及ぼす脅威であり、リスク対策は必須です。