日本アンテナ株式会社がランサム感染、身代金要求を確認

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画像:日本アンテナ株式会社より引用

日本アンテナ株式会社は2022年3月29日、同社のウェブサーバーがランサムウェアに感染した影響で、社内システムに障害が発生したと明らかにしました。

説明によれば、同社では2022年3月28日、社内のパソコンからメールを送信できない事態が発生。ネットワーク接続を遮断したうえで調査したところ、原因はランサムウェア感染に伴う暗号化被害であると判明しました。

なお、攻撃者は暗号化したデータと引き換えに金銭の支払いを要求しているとのこと。同社は緊急度の高い業務アプリケーションから順次、代替サーバーに移行し対応を進めており、要求には応じないものと見られます。

窓口は再開、全面復旧には数週間か

日本アンテナ株式会社は現在、第三者調査機関によるアドバイスなどを踏まえたセキュリティ改修を進めている状況です。

感染当初はメールフォームなどを停止していましたが、2022年3月31日には運用ルールを変更した上で一部再開にこぎつけるなど、復旧の動きも見られます。また、2022年4月14日には、生産や納入等にも重要な影響はないと明かしました。

ただし、同社はシステムの全面復旧には数週間を要する見通しとして、関係先に謝罪しました。

参照システム障害発生に関するお知らせ/日本アンテナ株式会社

参照システム障害発生に関する経過についてのお知らせ/日本アンテナ株式会社