画像:Rewards for Justiceより引用
アメリカ国務省の対テロ報酬プログラムRewards for Justiceはこのほど、国際ランサムウェア犯罪グループ「Conti」の幹部5名について、最大1,000万ドル(約13,5億円)の懸賞金を設定し、情報提供を呼びかけました。
Contiはウクライナ侵攻問題にてロシアの全面支持を表明するなど親ロシア派とされる犯罪クループです。これまで複数のランサムウェア開発に関与したほか、世界で1,000を超える組織に対して脅迫行為を働くなど甚大な被害を及ぼしており、推定被害額は1.5億ドルを超えるなど、国家的な脅威として数えられています。
今回Rewards for Justiceが対象とした情報は、Contiの中核メンバーと見られる幹部の逮捕に繋がる情報です。対象はそれぞれ“Target,”、“Reshaev,”、“Professor,”、“Tramp,”、“Dandis”の通称で知られており、Targetについてはボトルを片手にした全身写真も公開されています。
5名はいずれもランサムウェアの運用や開発に関わるリーダー格の人物です。Contiは既に活動を休止したと見られる組織ですが、米国国務省は5名が引き続き犯罪に関与していると見ており、ダークウェブ上での情報提供を呼び掛けています。