画像:株式会社リケンより引用
株式会社リケンは2022年8月30日、同社が運用するサーバーがランサムウェアに感染した問題について、調査の結果、株主や従業員、取引先や顧客などの情報約6,000件が外部流出したと明らかにしました。
同社をめぐる問題は2022年7月の公表により判明したものです。同社はこれまで、攻撃者がランサムウェアを用いたこと、情報流出の可能性があること、外部調査機関を交えて原因や被害の特定に努めていることなどを公表していました。
今回、新たに明らかになったのは、情報流出が事実であること(これまでは可能性の範囲に留まっていた)や被害内容の詳細です。公表資料によると、流出対象となっているのは2018年3月末時点での株主情報の一部や顔写真を含む従業員の個人情報、取引先担当者の個人情報、法人顧客の情報などの流出が確認されたとのこと。
ただし、同社は流出事実を認める他方で、公表時点で流出情報の不正利用については否定しています。また、製品の製造など業務に大きな影響も生じないとしています。
なお、同社は今後、監視体制や検出機能の強化など調査結果に基づいたセキュリティ態勢を構築し、再発防止に努めるとしています。
参照当社サーバーへの不正アクセスに関するお知らせ(第三報)/株式会社リケン