パチンコ大手の株式会社ダイナムジャパンホールディングスは2022年11月、同社が運用するウェブサーバーに対する不正アクセス問題について、新たに社内情報の流出したほか、退職者等の個人情報約33万件に流出懸念が判明したと明らかにしました。
同問題は2022年9月、同社が公式ホームページにてランサムウェアによるサイバー攻撃を受けたと明らかにしたことにより判明したものです。同社はこれまで、攻撃により同社データの一部が暗号化されたことや情報流出の懸念があることを明らかにしたものの、具体的な影響範囲については調査中としていました。
今回の続報で明らかになったのは、対象サーバーに記録されていた個人情報の範囲です。同社公表の第三報によると、対象サーバーには同社およびグループ会社の顧客や地権者および取引先のほか、採用応募者や退職者、従業員などの個人情報33万1,005件が記録されていたとのこと。公表時点で情報流出の事実は確認されていませんが、同社は情報流出を完全には否定できないとコメントしています。
ダイナム社は現在、外部専門家を委員とした調査委員会を設置し対応にあたっているとのこと。今後はセキュリティ体制を見直し再発防止に努めるとしています。
〈参照〉当社サーバーへの不正アクセスについて(第 3 報)/株式会社ダイナムジャパンホールディングス