
画像:日野市より引用
東京都日野市は2022年12月19日、日野市立図書館にて運用している複数の業務用サーバーや端末がランサムウェアに感染したと明らかにしました。
日野市が明らかにしたところによると、感染が判明したのは2022年12月17日のことで、ファイルサーバーに格納されているデータを閲覧できない状態に陥りました。市はこのため、感染した機器をネットワークから切り離すなどの措置を講じましたが、既に業務用サーバー5台や業務用ノート端末1台にて感染の事実が確認されました。
日野市によると、システムの大部分は被害を免れており、発生日以後も図書館は開館しています。ただし、被害が確認されたサーバー等には、図書館主催イベント参加者や障害者サービスの利用情報など、複数の個人情報が記録されているとのこと。公表時点で情報流出の事実は確認されていませんが、ランサムウェア被害において情報流出は高い頻度で起きており、流出が強く懸念される状況です。
日野市は対策委員会を設置し、今後、委託事業者や関係機関の協力のもと原因や被害範囲の特定するとしています。
参照市立図書館におけるコンピュータウィルス感染について(第一報)/日野市
