積水ハウス委託先、ランサムウェア感染で積水顧客氏名など11万件流出か

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画像:積水ハウス株式会社より引用

積水ハウス株式会社は2023年10月13日、同社が一部住宅関連用品の製造を委託している山口金属曲板工業株式会社がランサムウェアに感染した影響で、同社顧客情報が含まれた部品発注データが外部に漏えいした可能性があると明らかにしました。

説明によると積水ハウスは2023年9月19日、山口金属曲板工業社より生産システムサーバーのランサムウェア感染について連絡を受けました。確認したところ、山口金属曲板工業社のサーバーには、同社および同社関連会社の過去約15年分の顧客氏名等を含む部品発注データ合計11万667件(氏名10万9,406 件、氏名と住所 1,261 件)が記録されており、対象データにアクセスできない事態にあると判明しました。

積水ハウスによると、被害を受けた山口金属曲板工業社の生産システムは代替手段により復旧しています。公表時点で不正利用等の情報流出を裏付ける事実は確認されておらず、積水ハウスは流出データについては確認次第、順次連絡を発するとのこと。

なお、被害を受けた委託先である山口金属曲板工業社においては、保守ベンダーの変更等のセキュリティ向上施策を実施しているとのこと。積水ハウスにも発注データの適正管理やデータ削除も要請したとしています。

参照弊社委託先企業におけるお客様名等の外部漏えいの可能性について/積水ハウス株式会社