画像:株式会社フュートレックより引用
株式会社フュートレックは2024年4月11日までに、同社が運用する社内システムにてランサムウェア感染被害が発生したと公表しました。
フュートレック社によると、感染は2024年3月11日に確認されたシステム障害により判明しました。同社が外部調査機関に調査を依頼したところ、何者かが社内ネットワークシステムに不正アクセスし、ランサムウェアを実行。障害の原因はランサムウェアによるもので、被害を受けた一部サーバー内のデータが外部流出した可能性も判明しました。
同社は一方、顧客向けに提供している商用ネットワーク(本番環境)の流出は調査により否定されたとしています。同社によると、本番環境を対象に実施した追加調査により、フォレンジック調査会社からは「今回のランサムウエア感染において、本番環境に侵入された形跡は存在せず、インシデント発生の事実はない」との調査報告を受けているとのこと。
同社は現在、社内ネットワークを遮断し、復旧対応を取っています。復旧においては外部専門家の助言のもとに実施しており、ネットワークサービス等については安全性を確認の上、段階的な復旧を進めるとのこと。セキュリティ強化の上、完全復旧に取り組むとしています。
参照不正アクセス発生による社内システム障害に関する調査報告のお知らせ