画像:岡山県精神科医療センターより引用
岡山県精神科医療センターは2024年5月20日、同院および関係する東古松サンクト診療所が運用する総合情報システムに障害が発生したと発表しました。
同院によると、障害は2024年5月19日より発生しました。同院は原因について2024年5月19日時点で「サイバー攻撃の可能性」としていましたが、その後、2024年5月21日の続報にて「ランサムウェアとみられるサイバー攻撃」と発表しました。
同院や診療所では現在、サイバー攻撃の影響で電子カルテ総合情報システムを利用できず、紙のカルテでの業務を余儀なくされています。外部専門家の協力のもと復旧に努めているとのこと。
医療機関を狙ったサイバー攻撃は近年、国内において多数確認されています。2022年につるぎ町立半田病院や鳴門山上病院(徳島)がランサムウェア感染を発表したほか、直近においては国分生協病院が2024年3月にランサムウェアに感染および画像管理サーバーの障害を発表。医療現場においても一部機能に麻痺が生じ、制限を必要とする状態に陥りました。