画像:ロシア政府ウェブサイトより
熱狂と興奮で包まれたロシアワールドカップの裏側で、熾烈なサイバー攻撃が行われていたことが明らかになりました。
ロシアのプーチン大統領は2018年7月16日、ワールドカップ開催期間中に「約2,500万回のサイバー攻撃があった」と述べたのです。この発言は34カ国・合計55もの情報機関の代表者の前で行われ、大変な注目を集めています。
攻撃は完全に阻止
ロシア大統領府は、今回実施されたサイバー攻撃は多くはW杯に関連したものと見ています。同時にこれらのサイバー攻撃に対して、「ロシア側はこれらの犯罪を阻止した」と成果をアピールしました。
また、プーチン大統領は「多くの準備や運営・情報分析などが今回のW杯を成功に導いた」と手ごたえを感じている様子です。
攻撃元は明かさず
ロシア政府は今回のサイバー攻撃について、攻撃元を明らかにしていません。しかし、膨大なサイバー攻撃が行われたのは事実であり、これはまた別の大会においても同様の事象が発生する懸念を有しています。
日本も2020年に東京オリンピックを控えており、サイバーリスクに備える姿勢が求められています。
参照プーチン大統領がW杯期間中のサイバーテロを駆逐 2500万件の不正アクセスを完全阻止/Yahoo!ニュース