画像:高知県立大学より
高知県立大学は2018年8月22日、同大学のメールサービスが外部からの不正アクセスを受けたことを明らかにしました。
大学側の説明によると、不正アクセスにより全教職員合計228名に対してメールの一斉送信が行われたとのこと。メールには添付ファイルが付いており、酒気帯び運転で懲戒解雇を受けた職員の情報などが載せられていたと報じています。
学内情報が流出
高知県立大学によると、不正アクセスが起きたのは2018年8月20日。大学側のメールサービスが乗っ取られ、学内の情報文章など合計17点が流出する被害が生じました。
流出した情報は酒気帯び運転で懲戒解雇された男性職員の文章の他に、図書館新設に伴う蔵書約3万7千冊の焼却処分に関する文書が添付されていたとのことです。
サーバー停止などの被害が発生
高知県立大学では、攻撃によりメールサーバーの停止を余儀なくされており、業務に支障が出ているものと見られます。
また、警察や関係者との協議や再発防止策の検討など、今後様々な負担が生じることになるでしょう。流出文章が再度議論を呼ぶ可能性もあり、不正アクセスによる爪痕は大きなものと言えそうです。
参照高知県立大学における不正アクセスによる学内情報等の漏えいについて(お詫び)/高知県立大学
参照高知県立大で不正アクセス 教職員に不祥事事案含む内部情報一斉送信/産経West