仮想通貨流出の「Zaif」が事業譲渡を発表、株式会社フィスコへ

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画像:株式会社フィスコより

仮想通貨交換業を営むテックビューロ株式会社は2018年10月10日、「Zaif」の事業譲渡を行うことを発表しました。譲渡先は同じく仮想通貨交換業の株式会社フィスコ。

両社は2018年9月に発生した「Zaif」による資金流出事件の後、資金提供などの方針を模索していました。しかし資金回収のリスクや顧客保護の観点から、事業譲渡に方向転換。今回の発表へと至っています。

返還義務を承継

話題となっていた流出通貨は、フィスコ側が返還義務を承継するとしています。

ビットコイン及びビットコインキャッシュについては、既にフィスコ側が調達を終えているとのこと。またモナコインは市場調達が困難であったため、流出分の通貨返還義務を日本円での返還義務に転換し、承継する考えを示しています。

壊滅的被害を与えた不正アクセス事件

一連のインシデントは不正アクセス事例の中でも、極めて大きな被害が生じた例となりました。サイバー攻撃による流出により、数十億単位での資産が消失。更に被害企業を解散へと誘うことになったのです。

現代社会にインターネットは欠かすことができない技術です。しかしサイバーリスクも同様に広がりを見せており、防御策や対応策の導入が求められています。

参照お客様預かり資産に関する金融支援 正式契約締結のお知らせ/テックビューロ株式会社