福岡県警は2018年11月12日、イオン九州の来店ポイントを目的に不正アクセスを行ったとして、北海道石狩市に住む無職・菅野大吾容疑者を詐欺などの疑いで逮捕しました。
県警の調べによると、菅野容疑者は位置情報を意図的に操作しイオン九州の店舗内にいるかのように偽装。合計540万円相当のポイントをだまし取ろうとした疑いが持たれています。
パソコン45台を使い約270万回の来店
逮捕された菅野容疑者は、来店すると商品の支払いに使えるイオン九州の「来店ポイント」に目をつけ、不正アクセスを行った疑いが持たれています。
警察の調べによると、菅野容疑者は2018年2月頃にパソコンに位置情報を偽装するソフトウェアを使用し、イオン九州から140円相当のポイントを窃取。その後45台のパソコンを駆使して、約270万回の来店を行ったかのように見せかけ、合計約540万円相当のポイントを得ようとしたとのことです。
イオン側相談により発覚
菅野容疑者による不正取得は、イオン側の相談により発覚しました。システムの定期メンテナンス時に、異常なポイント取得があることに気付いた担当が警察に相談。捜査の結果、菅野容疑者が浮上したとしています。
なお警察の調べに対して菅野容疑者は「商品を購入したかった」と供述しているとのことです。