2026年2月もランサムウェア感染被害が相次ぐ、1万件以上漏えいの恐れも

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2026年2月は、製造業、宿泊業、観光施設、EC運営企業、医療機関など、幅広い業種でランサムウェア被害の公表が相次ぎました。システム障害の発生をきっかけに感染が判明するケースに加え、個人情報の漏えい、または漏えいの可能性が明らかになる事例が発生。さらに1万件以上の情報が漏えいした事案も確認されています。

製造業では、株式会社西山製作所が2026年2月13日、社内ネットワークが第三者による不正アクセスを受け、ランサムウェアに感染したと発表しました。同社では複数のパソコンでサーバー内データにアクセスできない障害が発生し、調査の結果、暗号化を示す英文のテキストファイルが確認されました。

宿泊業では、ワシントンホテル株式会社が2026年2月14日、一部サーバーへの不正アクセスとランサムウェア感染を公表しています。2026年2月13日の夜間、ランサムウェアによるものとみられる侵入の痕跡を検知し、一部施設でクレジットカード端末が利用できない障害が発生しました。さらに業務データへの不正アクセスが確認され、漏えいが懸念されています。さらに観光施設を運営する株式会社ガーラ湯沢も2026年2月12日、ランサムウェア被害により最大1,518人分の顧客個人情報が漏えいした可能性があると発表。リフト券発券システムの障害をきっかけに調査を行ったところ、サーバー内のデータが暗号化され、氏名や住所、電話番号、顔写真などが含まれていたことが判明しました。

医療機関である日本医科大学武蔵小杉病院も2026年2月13日、ナースコールシステムサーバーがランサムウェア攻撃を受け、約1万人分の患者情報が漏えいしたと公表しています。攻撃は医療機器保守用VPN装置を侵入経路としていたことが確認され、個人情報の窃取が懸念されています。

企業グループ関連では、2026年2月3日に株式会社穴吹ハウジングサービスが、一部サーバーでランサムウェア被害が発生したことを公表しました。さらに日創グループ株式会社も2026年2月9日、連結子会社ニッタイ工業株式会社のサーバーが不正アクセスを受け、通販サイト「エヌ・トレーディング」で管理していた個人情報が漏えいした可能性があると発表しています。

2026年2月は、システム障害から感染が発覚する事例や、VPN機器やネットワーク機器の設定不備を起点とした侵入が確認されるなど、従来から指摘されているリスクが改めて顕在化しています。多くの組織がセキュリティや情報漏えい対策に追われ、対応を求められている状況です。

参照不正アクセスによるサイバー攻撃の被害について|株式会社西山製作所
参照ランサムウェア感染被害のお知らせ|ワシントンホテル株式会社
参照弊社サーバーへの不正アクセスによりお客さま情報が漏えいした可能性について|株式会社ガーラ湯沢
参照連結子会社における不正アクセスの発生及び個人情報漏えいの可能性に関するお知らせ|日創グループ株式会社
参照ランサムウェア被害発生のお知らせ(第1報)|株式会社穴吹ハウジングサービス
参照当院へのサイバー攻撃による個人情報漏洩に関するご報告とお詫び|日本医科大学武蔵小杉病院