国税局のデータ入力業務を無断再委託、マイナンバー情報など流出か|システムズ・デザイン

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画像:参照受託業務における契約及び法令違反のご報告とお詫び/システムズ・デザイン株式会社より

システムズ・デザイン株式会社は2018年12月18日までに、国税庁や各自治体から受託したマイナンバーを含む個人情報を取り扱うデータ入力業務を、無断で別の会社に再委託していたと明らかにしました。

同社によると、東京国税局や大阪国税局から委託された個人情報約69万件に加えて、国税局以外の契約及び法令違反分の総件数約186万件のうち、171万件相当を政府自治体に無断で再委託していたとのことです。

国税局の監査により発覚

システムズ・デザインによると、国税局の監査が入り東京・大阪両国税局より受託していたデータ入力の無断再委託が発覚。

契約法令違反が明らかになった同社が社内調査機関を設置して調査を進めたところ、東京・大阪国税局以外の受託業務についても、無断再委託を行っていたことが明らかになりました。

業務過多が原因か

同社による流出インシデントは各方面より多くの批判を浴びており、システムズデザインは謝罪を表明しています。

同社によると、再委託先から個人情報が流出した形跡は確認されていないとのこと。今後は業務改善及び再発防止策の実施に取り組むとしています。

参照受託業務における契約及び法令違反のご報告とお詫び(開示事項の経過)/システムズ・デザイン株式会社
参照受託業務における契約及び法令違反のご報告とお詫び /システムズ・デザイン株式会社