サーバーに対する不審な通信もガイドラインに沿い対応│聖十字病院

無料見積サイバー保険の⼀括⾒積⽐較はこちらから

画像:社会医療法人聖泉会 聖十字病院より引用

社会医療法人聖泉会 聖十字病院は2025年6月24日、同院のサーバーに対する外部からの不審な通信の確認を公表しました。

聖十字病院によると2025年6月19日の12時ごろ、突如サーバーに対する第三者による不正アクセスと見られる通信が確認されました。同院はこのため、個人情報保護などを優先した「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に沿い、対応や調査に着手しています。

なお、同院によると、公表時点で確認されている情報漏えい等はないとのこと。調査は今後も続き同院は進展があり次第、改めて報告するとしています。

近年、医療機関を巡るサイバー攻撃において大規模な事例が複数確認されています。2021年にはつるぎ町立半田病院がランサムウェアに感染し、電子カルテを含む院内システムが停止する事態が発生したほか、2022年には大阪府立病院機構 大阪急性期・総合医療センターにて給食関連事業者のセキュリティ脆弱性を利用したサプライチェーン攻撃に伴う被害が発生。2024年には岡山県精神科医療センターにてランサムウェア感染に伴う最大4万人の個人情報漏えい懸念が発生しています。

いずれも医療現場の継続的な診療に甚大な影響を及ぼしたとされ、医療に対するセキュリティ対応が求められています。

参照当院サーバーへの不正アクセス検知のお知らせ|社会医療法人聖泉会 聖十字病院