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米新興企業Anthropicは2026年4月、きわめて高いサイバー攻撃能力を持つ最新AIモデル「Claude Mythos(クロード・ミュトス)」を限定公開しました。
クロード・ミュトスとは、同社が発表した未公開の次世代大規模言語モデル「Claude Mythos Preview」で、文章生成や推論だけでなく、コンピューターセキュリティ分野で際立った能力を示したことから注目を集めています。同社は公表時点で、この「危険すぎる」モデルを一般公開せず、重要ソフトウェアの脆弱性を防御目的で洗い出す「Project Glasswing」の一環として、一部の組織に限定して提供しています。
なお、米Reutersや米Bloombergなどは報道にて、少数の無許可ユーザーが第三者ベンダー環境を通じてMythosにアクセスしていた可能性があるとしています。Anthropicはこの報告について調査中と説明しており、利用はサイバー目的ではなかったとされていますが、同モデルのリスクを改めて示す事例となりました。
クロード・ミュトスとGPT-5.4-Cyberの比較も話題となっています。GPT-5.4-Cyberとは、米OpenAIが認証済みの防御側専門家向けに限定提供するサイバーセキュリティ特化モデルで、正当な調査や防御業務に対する制限を緩和し、バイナリ解析やマルウェア分析など高度な防御ワークフローを支援する点が特徴です。両者を比較すると、GPT-5.4-Cyberは実務的な防御支援に重点を置く一方、クロード・ミュトスは未知の脆弱性発見や攻撃手法の構成能力の高さが警戒されています。
クロード・ミュトスの脅威は企業の枠を超え、政府レベルでの警戒にも達しています。日本政府は2026年4月24日、金融庁で日銀やメガバンク、日本取引所グループなどを交えた官民会議を開き、金融システムへの影響を協議しました。サイバー攻撃が市場混乱や信用不安に直結しかねないとして、作業部会を設置し、官民連携で対策を急ぐ方針を示しました。
参照政府、最新AI「Claude Mythos」に官民連携対応、日銀・メガバンク首脳と緊急会合|Yahoo!ニュース
参照Anthropic’s Mythos model accessed by unauthorized users, Bloomberg News reports|ロイター

