カシオがランサムウェア感染し、「ClassPad.net」登録者情報12万6千件漏えいか

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画像:カシオ計算機株式会社より引用

カシオ計算機株式会社は2024年10月18日までに、同社のICT教育アプリ「ClassPad.net(クラスパッド ドット ネット)」のシステムに対する外部からの不正アクセスにより、社内にてシステム障害が発生したほか、国内外の「ClassPad.net」登録者の個人情報合計12万6,970件が漏えいした可能性があると明らかにしました。

カシオによると、問題は2024年10月5日、カシオ計算機の一部サーバーに発生したシステム障害により判明しました。対応のために同社が調査したところ、何者かがネットワークセキュリティ設定の不備を利用して、同社が管理運用する「ClassPad.net」の開発環境のデータベースに対して不正アクセスしていたことが判明。さらに攻撃者が「ClassPad.net」登録者の個人情報12万6,970件を盗んだ可能性が浮上したほか、ランサムウェアを実行したことにより対象サーバーの情報が暗号化され、システムを運用できない状態に陥りました。

カシオは問題判明後、サーバーセキュリティを強化し不正アクセスを遮断しました。しかし、既に盗まれた可能性のある情報を回収するめどは立っておらず、システムの復旧作業も進行中を発表。今後も警察やセキュリティ専門機関と連携し調査を継続し、情報拡散の防止に努めるとしています。

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